時間切れ!倫理

 169 モラリスト モンテーニュ・パスカル 

 この辺りは、公務員試験などの一般常識でよく出る人名です。人間と社会について考察した思想家たち。16・17世紀のフランスが中心です。
 モンテーニュ(1533生まれ)、『エセー(随想録)』。「私は何を知るか?(ク=セ=ジュ)」という言葉が有名です。懐疑主義と呼ばれている。自己の価値観を常に吟味し独断をさしひかえる、という立場。モンテーニュはフランス人ですが、フランスでもカルヴァン派が増え始め、カルヴァン派の諸侯たちと、ローマ=カトリックの国王との間で、ユグノー戦争と呼ばれる宗教戦争が30年ほど続きました。同じ神を信じているのに、自分たちこそ正しいと考えて、お互いに殺し合っているわけ。自分が正しいと本当に考えられるのか、こういう疑問から懐疑主義が出てきたと考えてくれたらいいです。
 パスカル(1623生まれ)は『パンセ』。「人間は考える葦である」。前にも出ました。人間とはすごく弱いものだけれども、考えるという精神を持っている。その点において偉大なのだと言っています。

2024年12月3日

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